窓ガラス交換でペアガラスを選ぶメリットとデメリット

窓ガラスをペアガラスに交換するメリットとデメリット

窓ガラス交換をお考えの方へ

窓ガラスの交換が必要となったとき、今までと同じ1枚ガラスに取り換えるか、「ペアガラス(複層ガラス)」に取り換えるかが選択肢に入るのではないでしょうか。

1枚ガラスの窓は、日本の一般住宅において長年使用されてきましたが、外の温度が室内に伝わりやすい性質を持っていることから、近年では大幅に需要が減少しています。

現在、スタンダードとなりつつあるペアガラス(複層ガラス)は、単板ガラス(1枚ガラス)の窓と比べるて非常に優れた断熱性能を持っており、家の中の温度を快適に保つことができる特徴があります。

エネルギー効率が飛躍的に向上することから、空調にかかる光熱費の節約効果や、環境への影響を低減する効果など、様々なメリットがあります。

このページでは、ペアガラス(複層ガラス)の利点や仕組み、窓ガラスを単板ガラスからペアガラスに交換した時のメリットとデメリット、ペアガラスの種類ごとの機能について等、詳しく解説いたします。

窓ガラスの交換が必要なタイミングとは?

窓ガラスが必要なタイミングとは

ガラスは無機物ですので、破損しない限りは半永久的に使用することできます。

有機物を含まないことから太陽光や紫外線、風雨、微生物などの影響をほとんど受けることがなく、通常は劣化することがほとんどありません。

では、どのようなタイミングで窓ガラスを交換しなければならなくなるのでしょうか。

すぐに思いつくのは「窓ガラスが割れたとき」かと思いますが、そのほかにも家の断熱性を見直したいときや、不具合が起きたときなども当てはまります。

以下で、窓ガラスの交換が必要なタイミングについて、詳しくみていきましょう。

窓ガラスが割れてしまった

窓ガラスが割れたら早めの交換がおすすめ

窓ガラスにヒビ割れや亀裂が入った、割れて穴が開いた場合には、交換しなければなりません。

ガラスは外部からの衝撃や圧力に対する抵抗力が低いという弱点があります。

特に、一点での攻撃には弱いです。

台風や強風で飛ばされた物が窓ガラスにぶつかった、小さい子が窓ガラスに向かってオモチャやボールを投げてしまった、めまいや立ちくらみで窓ガラスに手をついたりもたれかかってしまったなど、強い衝撃を受けると簡単に割れてしまいます。

また、ガラスは熱を加えると膨張する性質をもっており、「熱割れ」や「錆割れ」という自然破損現象を起こすことがあります。

1枚のガラスの中で高温部分と低温部分が生じたときに、膨張した部分と温度変化が起きていない部分で引っ張り合う力が発生し、圧力に耐えきれなくなったときにガラスに亀裂が入ってしまうのです。

熱割れは、窓ガラスの近くにソファやタンスなどの家具を配置している、ガラスにダンボールを立てかけていたりポスターを貼っていた、カーテンやブラインドなどがガラスに密着しすぎているといった状況で発生することが多いです。

錆割れは、鉄のワイヤーが封入されている網入りガラス(線入りガラス)で起きる自然破損現象で、ガラス内部のワイヤーが錆びて膨張することで発生します。

網入りガラスをサッシに固定するシーリング(パッキン)が劣化すると、水分がサッシ内部に入り込み、ガラスの切断面のワイヤーに触れることで錆びが発生することが原因です。

家の断熱性が低い

家の中が寒くなりやすい、熱がこもって暑くなりやすい原因が窓にあるのであれば、窓ガラスを断熱性能に優れたものに交換することで、状況を改善する効果が期待できます。

住宅の中で、熱の出入りがもっとも多い部分は「窓」ということをご存じでしょうか。

熱の流出入は、ドアや換気口、屋根や床や外壁などで様々な場所で起きています。

その中でも窓ガラスは特に家の中と外で熱の出入りがしやすい設備であり、割合全体の大半を占めているのです。

特に、断熱性能が低い1枚ガラスの窓が使用されている住宅においては、夏になると約73%の熱が窓から住宅内に入り込み、冬では約58%の熱が窓を通して外に逃げてしまうと言われています。

一戸建てやマンションを問わず、近年建てられている住宅のほとんどでは、断熱性能に優れたペアガラス(複層ガラス)が標準的な設備として使用されるようになりました。

ですが、リフォームしていない古い住宅においては、昔ながらの1枚ガラスの窓がほとんどです。

そのため、1枚ガラスの窓が使われている住宅にお住まいで、断熱性の低さが気になる・冷暖房の効きが悪いと感じているのであれば、窓をペアガラス(複層ガラス)に交換することで、熱の出入りが起きにくく快適な温度を保てる家づくりを実現することにつながると言えるでしょう。

ペアガラスが内部結露を起こした

ペアガラスは内部結露が発生したら交換が必要

ペアガラスの内部に結露が発生していた場合、交換が必要なタイミングとなります。

内部結露は、ペアガラスのガラスとガラスの間にある中空層に水分が入り込んでしまうことが原因で起きるペアガラス特有のトラブルです。

ガラスをサッシに固定するグレージングチャンネル(グレチャン)が経年により劣化したり毛細管現象を起こしたり、ガラスに細かいクラックが入ったりや割れが生じたりすると、中空層に湿気を含んだ空気や水滴が侵入して結露が発生します。

そのまま放置してしまうと、ガラスの内側が結露による水滴で白く曇って見た目が悪くなるだけでなく、カビの発生やダニの繁殖からアレルギー症状などの健康被害につながったり、柱や壁紙など住宅そのものや家財にダメージを与える恐れがあるため、早急に対応することが望ましいと言えます。

内部結露が起きているペアガラスは、基本的には修理することができません。交換が最適な対応となりますので、ペアガラスが内部結露を起こしているのを見つけたら新しいガラスへの交換を検討しましょう。

窓ガラスをペアガラスに交換するメリット

窓ガラスをペアガラスに交換するメリットとは

窓ガラスは割れ・ヒビなど破損したタイミングはもちろん、今使っているペアガラスの断熱性が低下したときや、住宅の断熱性改善を目的としたリフォームを検討している場合などで交換することが一般的です。

もし、現在使っている窓ガラスが単板ガラスだった場合、同じ単板ガラスへの交換はもちろん、ペアガラスに取り換えることも可能です。

ここでは、窓ガラスを単板ガラスからペアガラスに交換するメリットを詳しく解説いたします。

ペアガラスの機能について

窓ガラスの交換でペアガラスを選ぶ最大のメリットは、住宅の断熱性能と遮熱性能が向上するということです。

2枚のガラスの間に空気の層を持たせた構造は、窓を通じて屋内と屋外で熱が移動しにくい状態を作りだしています。

1枚ガラスの窓には断熱性能がほとんどありませんが、ペアガラスの場合は1枚ガラスの窓と比較して約1.8倍と非常に優れた断熱性能があります。

外部の冷気や熱気の影響を受けにくくなるため、室内の温度が安定しやすくなり、空調設備の効きが良くなることから、冬は暖かく夏は涼しい住まいづくりが実現できます。また、窓際で起きやすい温度差による不快感を軽減する効果もあります。

1枚ガラスの窓で特に気になる「窓の近くや足元が特に冷える」現象も軽減されるため、住まい全体の快適さが向上すると言えるでしょう。

暖房費や冷房費など光熱費の削減効果がある

冷房・暖房・空調費の節約

ペアガラスが持つ断熱性能や遮熱性能は、空調設備の効率アップにも効果があります。

窓ガラスにペアガラスが採用されている住宅は、夏は外部の暑さを遮断し、冬は室内の暖かな温度が外に逃げることを防止できることから、1枚ガラスの窓が使われている住宅と比べて室内の温度が変化しにくい状態となっています。

そのため、エアコンやストーブ、ファンヒーターといった冷房・暖房機器の効きが良くなり、効率的に稼働させることができるのです。

空調機器の使用頻度を無理なく減らしたり、設定温度の上げすぎや下げすぎをを防いだりすることができるため、電気・ガス・石油(灯油)といった燃料の消費量を低減することができるのです。

省エネ効果による環境への貢献

ペアガラスが持つ断熱効果・遮熱効果は、エネルギーの消費を削減するため、地球温暖化の防止にも寄与します。

上記で解説したとおり、窓ガラスをペアガラスに交換すると、室内の温度が外気温に影響されにくく、安定した状態を保てるようになります。

冷房や暖房などの空調機器を効率的に運転させることができるようになると、空調機器の使用頻度を減らしたり、快適性を損なわない範囲で空調の温度を設定することに繋がります。

空調機器における稼働時のエネルギー使用量を低減することによって、CO2の排出量の削減にも繋がり、環境保護にも貢献することができるのです。

結露防止効果によるカビやダニ対策

ペアガラスには、窓ガラスの表面に結露がつきにくくなうるというメリットがあります。

冬場など気温が下がる時期になると、窓ガラスに付着する結露の水滴に悩まされる方は多いのではないでしょうか。

窓の結露は、外気温の低さと室内の暖かな空気の温度差が大きくなることが原因で発生します。

室外の冷気が窓ガラスを通じて室内に伝わったとき、窓ガラス周辺の空気が冷やされ、空気に含まれている水蒸気が凝固して水滴となるのです。

熱伝導率や熱貫流率が高い1枚ガラスの窓が設置されている住宅は、ガラスを通して室内に冷気が伝わりやすく、窓まわりの暖かい空気が簡単に冷えてしまうことから、結露しやすい状況であると言えます。

中空層のあるペアガラスは熱伝導率や熱貫流率が低く、建物内部の温度を安定させる性質を持っています。

そのため、室外と室内の温度差が大きくても、ガラス表面の温度変化が起きにくく、結露の発生を大幅に抑制する効果が期待できるのです。

結露が発生しにくくなると、水滴を掃除する手間が減ることはもちろん、カビの発生やダニの繁殖、建材や家具の腐食などを防ぐことにもつながります。

カビやダニはアレルギーや呼吸器疾患の原因となる可能性がありますので、窓を従来の1枚ガラスからペアガラスへの交換することは、健康な暮らしを守るためにも有効な手段と言えるでしょう。

紫外線(UV)のカット効果がある

ペアガラスの紫外線カット率について

ペアガラスの中には、紫外線をカットする機能を持つものがあります。

紫外線は、家具や畳や床材などの色褪せや日焼け、シミやシワやヤケドといった皮膚トラブル、白内障や皮膚がんなど病気の原因となるなど、住宅や人体への悪影響ほか様々な問題を引き起こします。

特に、近年はオゾン層の破壊、雲量やエアロゾル量の減少などが原因で紫外線の量が増えており、紫外線対策の必要性が重要視されるようになってきました。

1枚ガラスの窓はUV-B(中波長紫外線)を吸収して通しませんが、UV-A(長波長紫外線)を防ぐことはできません。

UV-Aは季節や太陽の位置などに関係なく年間を通して地上に到達するため、家の中の紫外線対策を行うには、UVカット効果のあるペアガラスを窓に採用することがおすすめとなります。

紫外線対策ができるペアガラスは、Low-E金属膜のコーティングが施されているエコガラスや、合わせガラスを用いた複層ガラスなどがあります。

紫外線のカット率は、遮熱タイプのエコガラスであれば約75%、断熱タイプのエコガラスで約65%ほどです。

紫外線カット効果のある合わせガラスを用いた複層ガラスでは、約99.9%以上もの紫外線をブロックできます。

防音・遮音性を向上させることができる

ペアガラスには、防音性能や遮音性能が備わっている商品もございます。

防音・遮音タイプのペアガラスは、音の振動を吸収する、共振現象を抑える、音の波を熱に変換するなど、様々な方法によって音の伝達を防ぐ効果があります。

車や電車など交通量の多い通りに近い住宅にお住まいの方や、生活音の漏れを防ぎたい方など、騒音によるトラブルの防止や近隣住宅への配慮が必要でしたら、防音・遮音効果の高いペアガラスへ窓ガラスを交換することは効果的な対策となるでしょう。

注意点として、防音・遮音性能がない一般的なペアガラスは、低音域の騒音に対する防音効果はありません。

同じ厚さのガラスが並んでいる場合、低音域共鳴透過現象が起きるため騒音が増幅されてしまうのです。

そのため、ペアガラスに防音・遮音性能を求めるのであれば、機能が搭載されている商品を選ぶようにしましょう。

防犯性能を向上させることができる

CPマーク

ペアガラスの中には防犯ガラスとして機能する商品も多数用意されています。

フロートガラスを2枚並べた構造の一般的なペアガラスには、防犯性能がありません。

2枚のガラスが使用されていることから、1枚ガラスの窓に比べると防犯性が高いように思うかもしれませんが、通常のガラスは衝撃に弱く破壊すること自体は難しくないためです。

合わせガラスを用いたペアガラスでは、強い衝撃を受けてガラスが割れた際に、破片が落下せず穴がなかなか開かないような構造になっています。

空き巣や泥棒などの犯罪者は、住宅へ浸入する際に時間がかかることを嫌うと言われており、穴が開きにくい合わせガラスは侵入者をブロックするのに適しているのです。

また、防犯性能が搭載されている合わせガラスには、「CPマーク」のシールが貼られています。

CPマークは、「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」において防犯性能の高い建物部品として認められたことを表すもので、CPマーク付きの窓ガラスは一目見ただけで防犯性能が高いことが分かるようになっており、犯罪者に対する防犯アピールとしての効果も期待できます。

そのため、窓ガラスを交換する際に防犯性に優れたペアガラスを選ぶことは、犯罪者による窃盗や侵入のリスクを減らし、安全性が高い住まいづくりの実現にも繋がります。

補助金・助成金制度を利用してお得に交換できる

国や多くの自治体では、省エネルギー対策・省エネ住宅への改修を支援するため、ペアガラスの導入に対する補助金や助成金を設けています。

補助金や助成金制度を利用することで、初期投資の負担を軽減し、経済的にも利益を得ることが可能です。

新築住宅への導入はもちろん、既存住宅の省エネ化リフォームも対象となる制度もございます。

補助金の申請条件や内容は、住んでいる地域や自治体によって異なります。

また、補助金制度には予算が設けられていることから、基本的には先着順である点にも注意が必要です。

事前に確認し、お得にペアガラスを交換しましょう。

窓ガラスをペアガラスに交換するデメリットと注意点

窓ガラスをペアガラスに交換するデメリット

ここからは、ペアガラスがもつデメリットについての解説となります。

優れた断熱効果によって暮らしの快適さを向上させることができるペアガラスですが、メリットばかりではありません。

以下で、詳しく解説します。

コストが高い

ペアガラスへの交換は、1枚ガラスの窓を交換するよりも費用が高額となります。

一般的な価格としては、定番の空気層タイプの場合で約20,000~35,000円程度ですが、高性能な複層ガラスや特殊な加工が施されたペアガラスを選んだ場合、さらに費用は上昇して100,000円を超えることもございます。

大型サイズの窓や、ラウンドエッジ加工タイプ・丸形・三角形・穴あき型といった四角形以外の形状の窓においては、特注品となるため更に費用がかかります。

ガラス本体の価格に合わせて、工事費や出張費などの費用が加算されることも考慮しなくてはなりません。

また、ペアガラスは「ガラス・空気層・ガラス」という構造のため厚みがあり、1枚ガラス用の窓サッシには取り付けることができません。

既存の1枚ガラス窓用のサッシをペアガラス用に付け替える工事を行うか、専用のアタッチメントフレームの取り付けなどの作業が必要となる場合もございます。

そのため、断熱リフォームによって家に設置されているすべての窓をペアガラスへ取り換える場合は、初期費用が予想より大きくなる可能性がある点にご注意ください。

割れたときの交換対応に時間がかかる

ペアガラスは、受注生産のため交換対応に時間がかかるというデメリットがあります。

ガラスとガラスの間に乾燥空気や特殊ガスを封入して組み立てる作業は、現場で行うことはできません。

工場で完成品の状態にしてから出荷されますので、基本的にはメーカーに発注をかけて製造という流れとなります。

したがって、約1~2週間程度の納期が発生する点に注意が必要となるのです。

なお、昔ながらの1枚ガラスの窓の場合は、早ければ業者に連絡した当日中の修理交換が可能となっており、作業時間も窓1枚あたり20~90分程度とスピーディな対応が期待できます。

一般のガラス修理交換業者であればフロートガラスや型板ガラスなど基本的な種類は倉庫に在庫が確保されており、現場で交換に必要なサイズを切り出すことができるからです。

ペアガラスの交換や設置そのものにかかる作業時間は単層ガラスとほとんど変わりませんが、納期に時間ががかる点にはご注意ください。

1枚ガラスの窓より重量がある

ペアガラスは、2枚のガラスと空気層で構成されているため、1枚ガラスの窓に比べるとかなり重量があります。

一般的な単板ガラスの窓は、掃き出し窓サイズなら重量が約10kgあります。

ペアガラスの窓の場合は重量が24.3kgで、単板ガラスの窓の約2倍以上にもなります。(リクシル「複層ガラスの重量を算出する方法」参照:W900mm×H1800mm、3mm+3mmの複層ガラスを想定)

そのため、窓の開け閉めがしにくい・操作性が悪いと感じる可能性がある点には注意が必要といえるでしょう。

特に、高い位置に設置されている窓になると、開け閉めの際に腕を伸ばさなければならないため力が入りにくく、より負担を感じやすくなる恐れがあります。

ペアガラスには寿命がある

ペアガラスには寿命があり、永久的に使えるわけではありません。

1枚ガラスの窓と同様で、外部からの衝撃によってガラスが割れたときには当然交換が必要となりますが、ペアガラスの場合は断熱性能が失われた場合にも交換が必要となる点に注意しなければならないのです。

ペアガラスの寿命・交換時期は、中空層内部に水分が入り込んだり、中の空気やガスが漏れてしまったときです。

ガラスそのものにヒビが入ったり割れたりした・経年劣化によって寿命を迎えると、中空層に外の空気や水分が侵入してしまい、断熱性能の低下を引き起こします。

ペアガラスの交換が必要かどうかを簡単に見極める方法としては、内部結露の有無で判断することです。

例として、中空層に結露が発生して水滴が付着していたり曇ったりしている、室内側のガラスが結露を起こした、以前より冷暖房の効きが悪くなった、窓まわりが冷えるようになったなどの症状がある場合は、断熱性が低下しているため交換が必要な状況といえるでしょう。

夏場は結露が起きることはあまりないため、冬になって内部結露に気が付く方が多いようです。

なお、一般的なペアガラスの耐用年数は、10〜15年程度と言われています。

ですが、複層ガラスを構成するガラスの種類や構造、日当たりの良し悪しといった設置場所の環境や使用状況などによっては、20~30年と長期にわたって使用することができる場合もございます。

ペアガラスの内部結露はなぜ起こるのか

ペアガラスの内部結露は、ガラスとガラスの間にある中空層部分に、湿気・水分が入り込んだり、内部の乾燥空気や特殊ガスが抜けてしまうことで発生します。

原因は、シーリング材の劣化やガラスのひび割れであることが多いです。

ペアガラスは2枚のガラスの間に空気層やガスを封入し、その周囲をシーリング材で密閉しています。

シーリング材は有機素材ですので、紫外線や風雨の影響、長期的な使用によって起きる劣化現象を避けることができません。

劣化したシーリング材は弾力を失って徐々に硬化し、表面に小さなひび割れを発生させます。

さらに時間が経過して劣化が進行すると、亀裂が生じたり、剥がれて隙間ができたりして、密閉性が失われてしまいます。

その結果、外部の湿気がペアガラスの内側に侵入し、内部結露を引き起こしてしまうのです。

ペアガラスが1枚だけ割れても修理ができない

ペアガラスには2枚のガラスが使用されていますが、構造・仕組み上、部分的な修理は不可能となっています。

そのため、1枚だけ割れてしまった場合には、ペアガラスそのものを交換しなければなりません。

ペアガラスは2枚のガラスをただ並べた状態で一体化しているのではなく、密閉して中空層に乾燥空気や特殊なガスを封入しています。

乾燥空気や特殊ガスの封入および組み立て作業は、メーカーの工場でしか行うことができません。

そのため、現場でガラスを1枚だけ修理しても中空層の状態は元に戻せず、断熱性能は失われたままとなってしまうのです。

ペアガラスの構造について

ペアガラス(複層ガラス)の構造について

ペアガラスの構造についてご説明します。

基本の構造・仕組み

ペアガラスは、主に以下の部材や要素によって構成されています。

・2枚以上のガラス

・ガラス板の間の中空層

・スペーサー

・封着材

ペアガラスは通常、2枚の板ガラスが使用されます。

複層ガラスの中には3枚の板ガラスが使用される商品もあり、トリプルガラスと呼ばれています。

中空層は、ガラスとガラスの間に設けられた空間で、断熱効果を生み出す重要な部分です。

中空層には乾燥空気やアルゴンガスなどが封入されており、熱伝導率を低下させ、外気温や室内温度がガラスを通して移動するのを抑止する効果があります。

スペーサーは、ガラスとガラスの間隔を一定に保ち、しっかり固定するための重要なパーツです。

スペーサーには乾燥材が含まれており、ガラス内部に入り込んだ湿気を吸収して乾燥状態を維持する役目もあります。

通常はアルミニウムまたは樹脂製のパーツが使用されることが多いですが、より高い断熱性能を求めるのであれば、熱伝導率の低い樹脂製のスペーサーが採用されているペアガラスを選択することをおすすめします。

封着材は、ガラス板とスペーサーを接着し、気密性を保つ目的で使用されています。

基本構成として、中空層内部に水分が侵入することを防ぐ目的の1次封着材と、2枚のガラスを強固に接着して複層ガラスの形状を維持・1次封着材の変形を防ぐ目的の2次封着材の2種類が使用されています。

「ペアガラス」と「複層ガラス」、何が違うの?

ペアガラスと複層ガラスという言葉は、基本的に同じものを指していることが大半ですが、厳密にいうと同じではありません。

「ペアガラス」とは、複層ガラスの一種であり、ガラスメーカーのAGC(旧旭硝子)が製造する複層ガラスの商品名なのです。

そのため、すべての複層ガラスが「ペアガラス」という名称というわけではありません。

その他の大手ガラスメーカーを例に挙げると、日本板硝子では「ペアマルチ」、セントラル硝子では「ペアレックス」といった商品名で複層ガラスの製造販売が行われています。

つまり、「複層ガラス」とは複数枚のガラスを組み合わせて構成されるガラスの総称であり、「ペアガラス」はその一部のブランド名というわけです。

ですが、「ペアガラス」という名前は「複層ガラス」より一般化して広まっているようで、お客様から「ペアガラス」の交換依頼で問い合わせをいただくことも少なくありません。

ガラス交換業者においても、お客様により分かりやすく説明するため、複層ガラスのことを「ペアガラス」と呼ぶことがあります。

したがって、実際の会話や注文時には「複層ガラス」と「ペアガラス」は同じ意味として扱っても問題はないと言えるでしょう。

中空層とは?

中空層は、ペアガラスの2枚のガラスの間にある空間で、断熱効果や遮熱効果を高める重要な要素です。

中空層には一般的に6〜16mm程度の厚さが設けられており、この中空層に封入されている空気やガスの働きによって、熱の伝達を抑止します。

中空層は幅が大きいほど断熱効果が高くなりますが、幅が大きすぎると「対流伝熱」という現象が起き、中空層内の空気が動いて熱が移動するため、断熱性能が低下してしまいます。

そのため、空気が封入されるペアガラスでは、一般的に最大で12mmの厚みを持たせてあることが多いです。

また、中空層の厚みだけでなく、中に何が封入されているかもペアガラス選びにおける大切なポイントとなります。

乾燥空気の代わりに熱伝導率がより低い特殊ガスなどを封入することによって、断熱性能を更に向上させることもできるからです。

ペアガラスの中空層の中身

ここでは、ペアガラスの中空層に封入している中身についてご説明します。

乾燥空気

ペアガラスの中空層に封入されるものの中で、もっとも一般的なのが「乾燥空気」です。

乾燥空気とは、水分・水蒸気を含んでいない乾いた空気のことを指します。

乾燥空気が封入されていることによって、中空層内部で結露が発生することを防ぐ効果があります。

また、乾燥空気は水分を含んだ通常の空気と違って、熱が伝わりにくい性質であるため、窓の断熱性能も向上させることができます。

アルゴンガス

アルゴンガスは、空気よりも比重が重い性質を持っており、熱伝導率が低いという特徴があります。

アルゴンガスが封入されたペアガラスは熱貫流率が低く、1枚ガラスの窓に比べて約2.8倍の断熱性能を有しています。

高い断熱性能が求められる住宅や施設で採用されることが多く、冷暖房の効率をさらに向上させる効果が期待できます。

また、アルゴンガスは、よほど高濃度でないかぎりは人体に対する影響がない安全性の高い気体です。

もともと空気中には約0.93%含まれており、窒素、酸素に次いで3番目に多い気体なのです。

不燃性の不活性ガスであり、無色・無臭・無味で毒性が無く、ほかの物質や熱との結びつきや反応を起こしません。

そのため、万が一アルゴンガス入りのペアガラスが破損して中空層のガスが漏れたとしても、健康被害を受ける心配はありません。

真空状態

中間層内部が真空状態となっているペアガラスは、1枚ガラスの約4~5倍、一般的な複層ガラスの約2倍もの断熱性能があります。

魔法瓶と同様の真空断熱技術を応用することで、熱の「伝導」と「対流」を抑える効果の飛躍的な向上が実現されました。

結露防止効果が高く、室温20℃、湿度60%の条件下で外気温-21℃まで結露しないなど、薄型でありながら非常に優れた断熱効果を有しています。

ペアガラスの種類と特徴

ペアガラスの種類と特徴

ペアガラスは、多種多様な商品が開発・販売されています。

商品によって、使用されているガラスの種類や中空層の中身などが異なっており、搭載されている機能や性能も商品ごとに違いがあるのです。

そのため、用途や目的に合わせて最適な種類の窓ガラスを選択することで、生活をより快適にしたり、暮らしの悩み解消に繋がる可能性もございます。

ここでは、断熱性や遮熱性、防犯性、防音性に優れたペアガラスの種類や、それぞれの特徴、おすすめシリーズや商品について詳しく解説していきます。

ノーマルタイプのペアガラス

もっともノーマルなタイプのペアガラスは、2枚のフロートガラスの間に、乾燥空気が封入された中空層が設けられている製品です。

メーカーの代表的なシリーズでは、AGC(旧旭硝子)の「ペアガラス」、日本板硝子の「ペアマルチ」、セントラル硝子の「ペアレックス」などの商品がございます。

1枚フロートガラスの窓と比較して、約2倍の断熱性能を持ち、お部屋の温度を快適に保つ効果があります。

冷暖房費用の節約効果、結露の防止効果、二酸化炭素の排出量の低減など、ペアガラスとしての基本的な機能が備わっています。

特別な機能・性能がない代わりに、ハイグレードタイプよりも商品の単価が低く、新規設置や窓の断熱リフォームにかかる費用が比較的抑えられると言えるでしょう。

注意点として、ノーマルタイプのペアガラスは、「低音域共鳴透過現象」を起こすため、防音効果はあまり高くありません。

高音域や中音域での防音効果は期待できますが、低音域では音の振動を増幅させて伝える性質を持っているため、騒音がより大きくなって伝わってしまうのです。

高断熱タイプのペアガラス

高断熱タイプのペアガラスは、室内側のガラスの中空層側に、Low-E金属膜がコーティングされています。

ノーマルタイプのペアガラスは、熱の伝達のうち「伝導・対流」を抑制する効果がありますが、「放射(輻射)」は防ぐことができません。

Low-E金属膜は放射(輻射)を防ぐことができるので、Low-E複層ガラスはより高い断熱効果が期待できます。

Low-E金属膜がコーティングされているペアガラスは「エコガラス」と呼ばれ、室内側のガラスにコーティングされているものは断熱タイプとなります。

お部屋の暖かな空気の熱を外に逃がさず、太陽の暖かさを適度に取り入れる効果があるため、寒冷地はもちろん、日当たりが悪い・室温が下がりやすいお部屋への設置に向いています。

また、紫外線のカット効果も高く、1枚フロートガラスの窓の約2倍、ノーマルタイプのペアガラスに比べて約3倍のUVカット効果があります。

メーカーの代表的なシリーズでは、AGC(旧旭硝子)の「サンバランス(日射取得型)」、日本板硝子の「ペアマルチEA」、セントラル硝子の「ペアレックスヒートガード」などがあります。

遮熱性の高いペアガラス

遮熱タイプのペアガラスも、高断熱タイプと同じで、Low-E金属膜がコーティングされているエコガラスに分類されます。

Low-E金属膜は室外側のガラスの中空層側にコーティングされており、日射熱の侵入をブロックして室温が上昇しすぎることを防止する効果があります。

商品によりますが、日射熱の量を約60%もカットすることができるため、気温が高い夏場に冷房の使用頻度を低下させたり、温度設定を上げたりできることで、光熱費の節約や省エネに大きな効果を発揮できます。

そのため、日当たりが良く熱がこもりやすいなど、クーラーが効きにくいお部屋への設置に向いているタイプであると言えるでしょう。

メーカーの代表的なシリーズ・商品については、AGC(旧旭硝子)の「サンバランス(日射遮蔽型)」、日本板硝子の「ペアマルチレイボーグ」、セントラル硝子の「ペアレックスツインガード」などがございます。

防犯性の高いペアガラス

防犯性能を有したペアガラスは、1枚ガラスと中間層と、耐貫通性を持った合わせガラスによって構成されています。

合わせガラスとは、ガラスとガラスの間に特殊な樹脂中間膜を挟み込んで圧着加工したものです。

そのため、防犯タイプのペアガラスには、合計3枚のガラスが使用されています。

合わせガラスの樹脂膜はガラスへの接着力が高く、外部からの衝撃を受けてガラスが割れてしまっても、破片が樹脂膜にくっついて落下しません。

そのため、ガラスを割っても穴がなかなか開かず、突破が困難で時間もかかるのです。

警視庁の調査では、空き巣などの犯罪者が家屋に浸入する際、窓ガラスを割って直接手でカギを開けて侵入すること多いというデータが出ています。

防犯タイプのペアガラスが設置されている窓では、通常の1枚ガラスだけでなく穴が開きにくい合わせガラスも破壊しなければならないため、犯罪者の侵入を困難にさせ、侵入を回避させる効果が期待できるのです。

また、合わせガラスに用いられる中間膜には、紫外線をブロック効果もございます。

一般的なフロートガラスは、UV-Bを吸収して室内へ通しませんが、人体への有毒性が高いUV-Aはブロックすることができません。

合わせガラスの樹脂中間膜は紫外線を吸収する効果のある有機素材が使用されており、UV-Aを99.9%以上もカットできます。

そのため、防犯効果の高いペアガラスを窓ガラスに使用することで、シミ・シワ・たるみ・そばかすの予防、白内障や皮膚がんといった病気の予防、畳やタンスなど家具の日焼け防止、床やサッシの劣化防止などにも効果的です。

防犯タイプのペアガラスでは、メーカーの代表的なシリーズには、AGC(旧旭硝子)の「サンバランスシェルター」、日本板硝子の「セキュオペア」、セントラル硝子の「ラミレックスBGペア」などがございます。

防音性の高いペアガラス

防音タイプのペアガラスは、大きく分けて3タイプの商品がございます。

異なる厚さのガラスを組み合わせる異厚複層ガラス、防音効果のある特殊なフィルムを挟んだ合わせガラスを使用した複層ガラス、音を吸収するレゾネーターを搭載した高機能タイプがあり、高音域から低音域まで幅広い音域に対する防音効果が期待できます。

ノーマルタイプのペアガラスでは低音域共鳴透過現象が起きることから防音性能はありませんので、窓ガラス交換の際に断熱性だけでなく防音・騒音対策をお考えでしたら防音機能が搭載されたペアガラスの選定がおすすめです。

メーカーの代表的なシリーズでは、AGC(旧旭硝子)の「マイミュート」、日本板硝子の「クリアFit静」「スペーシアクール静」、セントラル硝子の「ペアレックスソネス・ネオ」など。

注意点として音の振動は窓ガラスとサッシの隙間からも出入りしますので、防音タイプのペアガラスだけ設置しても、期待していた防音効果が得られない可能性があるという点です。

通常のアルミサッシには隙間が多いため、防音タイプの複層ガラスを窓に設置する際は、防音効果のある樹脂サッシとの併用がおすすめとなります。

3枚のガラスを使ったトリプルガラス

トリプルガラスは、3枚のガラスと2つの中空層で構成された高性能な窓ガラスです。

中空層には断熱効果に優れたアルゴンガスを封入し、熱の放射移動(輻射移動)を防止するLow-E金属膜も室内側と室外側の2カ所にコーティングが施されています。

非常に優れた断熱性能・遮熱性能を持ち、結露防止効果や防音・遮音効果もハイレベル。

注意すべきポイントは、窓ガラスとしての重量が重く、導入するためのコストが高いという点です。

また、日射取得率が低くなるため冬場に太陽の暖かさが室内に入りにくくなること、日射の吸収率が高いため熱割れリスクが高いということも、デメリットと言えるでしょう。

トリプルガラスにおけるメーカーごとの代表的な商品には、AGC(旧旭硝子)の「サンバランス トリプルガラス」、日本板硝子の「トリプルマルチ」、セントラル硝子の「ペアレックストリプルガード」などがございます。

真空ガラスについて

真空ガラスは中空層が真空状態となっているペアガラスです。

日本板硝子がシドニー大学との共同研究により世界初の商品化に成功し、1997年に「スペーシア」ブランドとして発売が開始されました。

基本的な構造は、フロートガラス、真空状態の中空層、高断熱Low-E金属膜がコーティングされたガラス、この3つが1セット。

熱の伝達は「伝導」、「対流」、「輻射(放射)」の3種類があり、真空層によって伝導と対流を防ぎ、Low-Eガラスが放射を防止するため、一般的なペアガラスよりも非常に優れた断熱性能を発揮できる、ハイグレードタイプのペアガラスなのです。

真空ガラスの中空層にはマイクロスペーサーと呼ばれる黒い粒状の金属製部品が等間隔に配置されています。

マイクロスペーサーは0.2mmと極小サイズですので、離れた場所からはほとんど認識することができませんが、2枚のガラスを圧着して支え、真空層を保つ役目を担う重要な部品です。

防音性能に優れているという点も、真空ガラスが持つメリットのひとつです。

通常、同じ厚さのガラスが2枚並んだ構造の複層ガラスでは、窓を通して音が伝わるときに音の波が増幅してしまう「共鳴透過現象」を起こすため、低音域においての遮音性は期待できません。

中空層がマイクロスペーサーと真空状態で構成されている真空ガラスでは、低音域の共鳴透過現象を防止できるため、音が室内外に伝わるのを大きくカットする効果があるのです。

具体的には、厚さがわずか6.2mmである日本板硝子のスペーシアは、厚さ18mmの異なる厚さのガラスを使用した防音ペアガラスと同等レベルの遮音性能がございます。

また、真空ガラスは薄型のため、1枚ガラス用の窓サッシへの設置が可能となっています。

一般的なペアガラスの基本構造は「3mmのガラス+6mmの中空層+3mmのガラス」のため幅は12mmと、厚さがあるため1枚ガラス用の窓サッシには設置することができません。

中空層が真空状態のペアガラスにおいては、「3mmのガラス+0.2mmの中空層+3mmのガラス」で構成されているため、厚さが6.2mmと薄型となっています。

真空ガラスのは高い断熱性能と遮音性能、薄型の構造により、新築住宅だけでなく既存住宅の窓のリフォームにも適しており、快適な室内環境の実現とエネルギー効率の向上に貢献することができるハイグレードタイプのペアガラスですが、特殊な技術を用いて製造されていることから、一般家庭向けに販売されている窓ガラスの中ではもっとも高額な商品となります。

窓ガラス交換でペアガラスを選ぶメリットとデメリットのまとめ

こちらのページでは、窓ガラスを交換する際に、ペアガラスを選ぶメリットやデメリットについてご紹介しました。

窓ガラスは衝撃を受けてヒビが入ったり割れてしまったりしたタイミングだけでなく、家の断熱性を向上させたいときや、既存のペアガラスが寿命によって内部結露が発生したときなどで交換が必要となります。

窓ガラス交換の際に、ペアガラスを導入するメリットは、窓の断熱性能を向上させ、家の中の温度を快適に保つ効果が得られるということが第一に挙げられます。

室内の温度が外気温の影響を受けにくくなると、冷暖房など空調にかかる光熱費の節約効果や、結露防止効果からカビやダニの発生を抑制して掃除の手間も減り、二酸化炭素の排出量を低減できることから地球温暖化の防止にも貢献することもできます。

また、ペアガラスにはさまざまな性能を持った商品が販売されているため、断熱性能や遮熱性能など基本の効果に合わせて、紫外線のカット、防犯性や防音性の向上ほか暮らしの悩みに合わせて商品を選ぶことで、生活をより豊かにすることができるでしょう。

窓ガラスをペアガラスに交換するデメリットには、交換にかかる費用が高いこと、1枚ガラスの窓に比べて重量があるため操作性が悪くなること、内部結露が起きたら寿命のため買い替えが必要になることなどが挙げられます。

ガラス屋ミーアは、窓ガラスが割れた・ヒビが入ったなど、ガラスの修理交換に最短即日で対応するガラスの専門業者です。

ペアガラスの新規導入や交換、内部結露が起きた時の買い替えなどに年中無休で対応いたします。、ガラスのトラブルでお困りの際はお気軽にご相談ください。

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