玄関ドアのガラス交換の費用や工事の流れ、安く抑える方法について

玄関ドアのガラス交換について

玄関ドアのガラスが割れた時の対処法や交換費用

玄関ドアのガラスが割れてしまったら、早急な交換対応が必要です。

玄関のドアには、採光による明るさの確保、開放感の演出やデザイン性の向上などの理由によって、ガラスが使用されていることがあります。

荷物を運んでいる時に玄関ドアのガラスにぶつけてしまった、つまずいて玄関のガラスに衝突してしまった、傘立てや自転車などが倒れて玄関ドアにぶつかったなど、玄関ドアのガラスが割れた場合は、日常生活に支障をきたす可能性があるため、早めに修理または交換などの対応をとることをおすすめいたします。

ガラスの交換工事にかかる費用は、ガラスの種類・サイズ・厚さ・枚数のほか、設置場所や運搬経路の状況など費用が大きく異なるため、事前に費用を把握しておくことも大切です。

今回は、玄関ドアのガラス修理・交換について、工事の流れや費用についてのほか、金額を抑える方法やガラス屋選びの注意点などについて詳しく解説いたします。

玄関ドアのガラスの修理交換の流れ

玄関ドアのガラス交換・修理の流れ

割れてしまった玄関ドアのガラスを修理交換は、業者を利用する、または自分で作業するかどちらかの対応を取ります。

ここでは、ガラス交換作業の依頼先についてと、工事の流れについて解説いたします。

玄関ドアのガラス交換は専門業者の利用がおすすめ

玄関ドアのガラス交換はガラス屋へ

玄関ドアに限らず、ガラスが割れたりヒビが入ったりした際には、ガラスの専門業者を利用して修理交換を行うのが最適な対応方法となります。

自身でのガラス交換は可能ですが、慣れていないと壁やサッシなど扉周りを破損させる、作業に時間がかかってしまったり失敗して新品のガラスも割ってしまったりする可能性があるなど、難易度は非常に高いです。

また、ガラスの断面は刃物のように鋭く尖っており危険で、作業中に怪我を負う可能性も高いためDIYに自信がないのであれば、基本的にご自身での作業はおすすめできません。

ガラスの扱いに慣れた専門業者であれば、作業は正確でスピーディ、割れたガラスの取り換え作業だけでなく元のガラスの片付けや処分もサービスに含まれているため、安全性や時間的コストを考えると、玄関ドアのガラス交換はプロに任せた方が良いでしょう。

ガラス交換の依頼先は、一般のガラス屋のほか、ホームセンターや便利屋、ハウスメーカーなどになります。

この中で最もおすすめは、ガラス屋です。

ホームセンターはガラス交換工事に対応していない店舗が多く技術スタッフも少ないため予約が取りにくい、便利屋はガラスの専門業者に比べてガラスに触れる機会が少なく技術面で不安がある、ハウスメーカーは技術者が対応するが予約が取りづらく値段が高いというデメリットがあります。

ガラス屋の場合は、種類によりますが基本のガラスは常備しているので依頼から工事完了までの対応が早く、ガラスの扱いに長けているため工事時間も短時間で終えることができます。

最短で当日中の工事ができるガラス屋は少なくありませんし、料金もガラスメーカーやハウスメーカーに依頼するよりも格段に抑えることができます。

玄関ドアガラス交換の流れ:ガラス屋を利用する場合

ガラス屋に依頼して玄関ドアのガラス交換を行う流れは、以下の通りです。

1.ガラス屋に電話やメールで問い合わせを行い予約をとる。

2.スタッフ到着後、ガラスの採寸や周辺状況の確認する。

3.見積もり内容と作業内容をお客様に伝え、OKがでたら作業開始する。

4.ガラスの交換作業を行う。(単板ガラスは大抵当日にガラス交換が可能。ただし、機能性ガラスの場合は仮工事と片付けを行い後日工事)

5.不要なガラス片などを回収し清掃、お客様立ち合いで作業に問題が無いか確認を行う。

6.料金のお支払い。

種類や状況によりますが、プロに依頼した場合は30分から90分程度で全ての作業が完了します。

玄関ドアガラス交換の流れ:自分でガラスを交換する場合

自分で玄関ドアのガラスを交換すると、費用を抑えることができるというメリットがありますが、デメリットはかなり多いです。

割れた・ヒビが入ってしまったガラスの交換は自分でできますが、作業にかかる時間や手間、ケガや失敗のリスクなどを考えると、業者の利用がおすすめとなります。

特に玄関ドアのガラス交換はDIYでは難易度が高く、窓や食器棚などよりも構造が複雑になっているため分解はできても再度組み立てができなくなった、ドアが重たすぎて枠から降ろせない・枠に戻せなくなった、新しいガラスを誤って割ってしまい余計に費用がかかってしまったなどのトラブルを引き起こす恐れがあります。

また、作業に不慣れだとガラスの固定が甘く取り付けが不十分になってしまい、風雨や隙間風の侵入、ガタついて音がする、ガラスにズレが生じて隙間が空いてしまうといった問題が起きて、やり直しを行わなければならない可能性も出てくるのです。

自分で玄関ドアのガラス交換を行う手順は、以下の通りです。

1. 新しいガラスや道具を用意する。

2.蝶番を外して、玄関ドアを枠から取り外す。

3.ガラスを固定している枠を外し、古いガラスを除去する。

4.新しいガラスを枠内に配置して固定する。

5.玄関ドアを枠に固定しなおし、開閉動作に問題がないか確認する。

新しいガラスの入手方法は、ガラス屋に必要なガラスの種類と厚み、サイズを指定し注文すると購入することができます。

DIYだと当然保証もないため、すべて自己責任となります。

DIYでガラス交換をするのであれば、リスクを十分に理解したうえで慎重に行うようにしてください。

玄関ドアのガラス修理交換における業者選び4つのポイント

玄関ドアのガラス交換で業者を選ぶ4つのポイント

ここでは、ガラス屋に玄関ドアのガラス修理交換を依頼する際に、抑えておくべきポイントを4つに分けてご紹介いたします。

スピード対応が可能かどうか

ガラスが割れた状態のまま玄関ドアを使用していると、見た目が悪くなるだけでなく、出入りが不便になる、破片でケガをする危険性があります。

また、ガラスが割れたまま何日も放置されていると、犯罪者が「防犯性が低い家」と認識して目を付けやすくなってしまうため、空き巣や居抜きといった窃盗被害に遭うリスクも高くなってしまうのです。

そのため、ガラス屋がスピード対応できるかどうかを事前に確認しておくことは、ガラス交換を依頼する際の重要なポイントとなります。

まずはホームページなどに記載されている営業時間を確認し、電話やメールで問い合わせてみましょう。

玄関ドアに一般的に使用されることの多いくもりガラス・すりガラス・型ガラスなどのでは最短で当日中の交換が可能な場合もありますが、地震や台風といった災害の直後や予約の状況によっては後日対応になることもあります。

出張工事の予約がいつとれる、修理や交換の完了日がいつになるか、きちんと確かめておきましょう。

受注生産のガラスは納期に時間がかかるので注意が必要

玄関ドア用のガラスには、特殊な機能性ガラスが使用されていることがあります。

一般的なガラスは現場で必要なサイズに切り出すことができますが、機能性ガラスはサイズに合わせて製造するものが多く、注文を受けてから製造を行うため納期に時間がかかってしまいます。

例として、防犯性や防災性に優れた合わせガラス、断熱性が高く省エネ効果も期待できる複層ガラスやLow-E複層ガラス(エコガラス)、強度が高く割れた時に怪我のリスクが少ない強化ガラスなどが当てはまります。

納期は種類や状況によって異なりますが、大体1週間から10日ほどかかることが多いです。

防犯防災ガラス・複層ガラス・強化ガラスほか、機能性ガラスが玄関ドアに使用されている際は、その旨をガラス屋に伝えて納期や工事日がいつになるかも確認しておくようにしましょう。

保証制度があるかどうか

工事保証が付いているとトラブルが起きても安心

工事の内容に不備があった、施工後に万が一問題が起きた際に、アフターメンテナンスが利用できるかどうかもガラス屋を選定する際で重要なポイントです。

保証制度が用意されていれば、追加費用を負担せずに工事のやり直しや修正対応を受けることができます。

保証の内容や対応期間は業者によって異なりますので、ホームページの記載内容を確認するか、問い合わせ時にスタッフに確認しておくことをおすすめいたします。

信頼できる業者であるかどうか

信頼できるガラス屋かどうか判断するには、施工実績を確認すること、スタッフの対応に問題がないかなどのポイントを判断基準にするとよいでしょう。

ガラス屋選びにおいて、施工実績の有無は重要なポイントの1つです。

施工実績が豊富なガラス屋は信頼性が高く、サービスの品質にも自信を持っていることが多いと言えるでしょう。

玄関ドアをはじめとする浴室ドアやリビングドアなど扉のガラス、窓や食器棚のガラスなど一般的な実績から、店舗のショーウインドウやショーケース、マンションのエントランスなど様々なガラスの修理交換に対応していれば、専門知識と高い技術力を持った施工スタッフが在籍していることが分かります。

また、施工や費用などに関して不明な点・疑問点があれば、見積もりの際にスタッフに質問するようにしましょう。

ベテランの技術者であれば良い点・悪い点などを含め的確に説明してくれますし、コミュニケーションをとることで自分に合った人物であるかの判断材料にもなります。

複数の業者で見積もりを取る

相見積もりを取ることで、費用はもちろん、対応も比較することができます。

最も良いのは現地見積もりですが、複数の業者で見積もりを取るときは、電話またはメールでの問い合わせが便利です。

玄関ドアのガラス交換の見積もりを取る際には、ガラスの種類や厚さなど、おおまかなサイズなどの情報をできるだけ詳しく業者に伝えることで、より正確に近い金額を出してもらえるでしょう。

また、ただ料金が安いというだけで業者を決めてしまうと、後々追加料金を請求されたり、不慣れな工事によって再度別の業者を手配しなければならなくなったりするなどトラブルに発展する恐れがあるので注意が必要です。

見積もりの料金、アフターサービス・保証の有無、対応の差などを比較して、自分に合ったガラス屋を見つけましょう。

玄関ドアのガラス交換にかかる費用について

玄関ドアのガラス交換の費用の内訳は?

玄関ドアのガラス交換費用は、ガラスの種類や大きさや厚み、現場の状態や必要な部品など様々な要因によって決まるため、一概には言えません。

以下で、玄関ドアのガラス交換にかかる費用の内訳や、ガラスの種類ごとの工事費用の目安などをご紹介いたします。

玄関ドアのガラスの交換費用の内訳・詳細は?

ガラス修理交換にかかる費用内訳は大きく分けると、ガラス本体代金、工事作業費、出張料、割れたガラスの処分費用、部品代、この5つが主な項目です。

表記はガラス屋によって目と内容がそれぞれ異なる場合があり、例えば、出張料や処分費などをまとめて基本料金と提示されていることもあります。

そのため、分からない項目があったのであれば、問い合わせの際に確認をとっておくことをおすすめします。

内容を確かめておくことで「見積もりに記載されていなかった処分費の支払いを、工事後に追加料金として上乗せされた」などのトラブルを避けることができます。

詳しい交換費用を知るには現地調査・見積もりが必須

玄関ドアのガラス交換にかかる費用は様々で、詳細な料金を知るためには、業者による現地調査が必要不可欠となっています。

ガラスは種類・サイズ・厚みで値段が大きく異なり、作業現場の状況によって作業費が変動することもあるため、一概には言えません。

電話やメールを使って料金を聞くことはできますが、あくまで概算の料金となってしまいます。

問い合わせの段階でより正確な金額を知るためには、玄関ドアに設置されているガラスについて、できるだけ細かい情報があると良いです。

事前にガラスの種類を把握しサイズを測っておくと、電話やメールで費用を問い合わせた時に、スムーズに情報を伝えることができます。

ただし、ガラスの破片が周囲に飛散した状態でのサイズ計測は危険ですので、片付けを行ったあとにサイズを測るか、難しいようであれば現地見積もりを依頼して作業スタッフの到着を待ちましょう。

場合によっては追加料金がかかることもある

早朝や深夜帯など時間外での工事や、現場が遠距離で高速料金がかかる、高所作業などで足場の組み立てが必要、運搬が困難な大型ガラスの交換などを行う場合は割り増し料金や追加料金が発生することがあります。

マンションであればエレベーターの有無、特殊作業が必要となる場合など、状況によって料金が変動することがありますので注意が必要です。

ガラスの種類・サイズ、玄関ドアガラスの交換費用の目安

玄関ドアのガラス交換にかかる費用の目安

単板ガラスや型板ガラスなどの標準的なガラスで、なおかつ特殊な作業を行わない場合であれば、大抵は20,000円〜60,000円程度が相場となります。

防犯ガラスや複層ガラスなど機能性ガラスになると、38,000円から75,000円が合計費用の目安となりますが、ガラスの種類によってかなり上下します。

一般的な玄関ドアのガラスのサイズは、900mm×1800mm程度ですが、ドアのデザインによって異なるため注意が必要です。

単純にガラスのサイズが小さいほど交換費用は安く、大きくて厚みがあるほど高くなります。

単板ガラス

くもりガラスや網入りガラスなど単板ガラス

玄関ドアのガラス交換で、ガラスサイズが900mm×1800mmだった場合の交換費用は、くもりガラス(型板)では、約18,000円から25,000円、網入りの型板ガラスでは、約25,000円から45,000円が、おおよその目安となります。

単板ガラスは最も一般的な1枚ガラスで、ガラス屋が常備しているためスピード交換工事に対応できる種類です。

明るさを取り入れつつプライバシーを保護することができるため、玄関ドアのガラスにはシルエットがぼやけて見えるくもりガラスがよく用いられています。

防火地域や準防火地域に指定されている住宅が密集している区域では、火災時の燃え広がりを防止する目的で開口部の扉を防火戸にしなければならないケースがあり、その場合は網入りガラスが使用されます。

網入りガラスはガラスの中にワイヤーを挟み込んでいるため、網のないガラスより厚みと重量があり、値段が高くなります。

防犯ガラス(合わせガラス)

防犯ガラスや防災ガラスなど合わせガラス

玄関ドアの合わせガラスが割れた場合、交換費用の目安は900mm×1800mmのサイズで約45,000円から70,000円となります。

合わせガラスは、ガラスとガラスの間に樹脂中間膜やポリカーボネート板を挟んで圧着した機能性ガラスの一種です。

通常の1枚ガラスは強度が低く割るのが簡単で、いくつかの手法によっては音を立てずに破壊することができるため、手慣れた犯罪者はものの数秒でガラスに穴を開けて手で直接カギを開け、家の中に入り込みます。

また、1枚ガラスは割れると破片が周辺に飛び散ってしまうため、安全性には優れているとは言えません。

合わせガラスは中間膜の効果によって、ガラスに物がぶつかったり攻撃を受けたりして割れてしまった際に、破片が中間膜にくっついて割れ落ちず、穴を開けるのは困難で時間もかかります。

そのため、目立つことを嫌う空き巣や居抜きなどの泥棒対策、災害時の安全対策を行うなら、合わせガラスが最適と言えるでしょう。

中間膜はガラスに対する粘着性が高く、厚みがあるほど耐貫通性が上がり、0.76mm(30mil)以上の厚さの中間膜が使用されている合わせガラスは「防犯合わせガラス」に、1.52mm(60mil)以上では「防災安全合わせガラス」に分類されています。

複層ガラス(ペアガラス)

複層ガラス

標準的な複層ガラスの交換費用は、900mm×1800mmサイズで約38,000円から75,000円がおおよその目安となります。

複層ガラスは2枚のガラスの間に中空層が設けられた魔法瓶のような構造で、通常の1枚ガラスと比較して非常に優れた断熱性や遮熱性を持っています。

中空層の中には乾燥空気やアルゴンガスなどが封入されているか真空状態になっており、室内外の空気の温度が複層ガラスを通して移動しにくくなっています。

断熱・遮熱効果によって冷房や暖房の効きがよくなることから節電効果や省エネ効果も得ることができ、結露の発生を防止する効果もありますので、壁紙や窓枠などの腐食を防ぎ、カビやダニが発生しにくい環境を作ることもできます。

近年の新築住宅においては標準設備として設置されることがほとんどとなり、既存の住宅や中古物件においても高気密高断熱住宅リフォームの補助金制度が用意されるなど、複層ガラスは国や自治体からも使用を推薦されているのです。

複層ガラスはLow-E複層ガラス(エコガラス)のほか、防犯防災合わせガラスや強化ガラスを部材に用いたものや、レゾネーターと呼ばれる消音器を搭載した防音タイプ、3枚のガラスに2つの中空層を持たせたトリプルガラスなどバリエーションが非常に多く、種類によって値段が大きく変わります。

玄関ドアを丸ごと交換する場合

強い衝撃を受けてガラスだけでなく枠まで破損してしまった場合は、扉そのものの取り換え工事が必要になることもあります。

扉の材質が木材やアルミ製の場合や、長年の使用によって劣化したドアであったり、細いパーツが使われていたりする引き戸などでは起きやすいトラブルです。

ガラスが割れたのをきっかけに玄関ドアを枠ごと新しく取り換えたいというケースでは、カバー工法を利用した「リシェント」と呼ばれるリフォームを行う方法がおすすめとなります。

従来の玄関ドアのリフォームでは壁の一部を取り壊す必要があったため、費用が1,000,000円~2,000,000円と高額となり、工事の期間も数日かかってしまうなどの問題点が多くありました。

カバー工法は、既存の玄関枠を覆うように新しい玄関ドアを枠ごと取り付ける手法のため、工事期間は約半日で終わります。

壁や床に手を加えないため工事が大掛かりにならず、金額も従来に比べると格段に安く済ませることができるのです。

カバー工法による玄関リフォームは、どのドアを設置するかによって大きく値段が変わります。

費用は約350,000円から450,000円あたりが平均ですが、断熱などの機能がついておらず見た目もシンプルなタイプを選んだ場合であれば、合計費用が200,000円を下回ることもあります。

反対に、断熱性能や防火性能などの機能がついている、デザイン性に優れている、カードキーやリモコンキーなどが使用できるなどハイグレードタイプを選定した場合では、700,000円以上になることもございます。

なお、枠を取り換えず、ドア本体のみを交換する場合は、現在のドアと規格が一致していないと設置することができません。

古い玄関ドアでは廃番となっているケースもありますので、ドアのみを交換する場合は十分ご注意ください。

玄関ドアのガラス交換にかかる費用を抑える方法

玄関ドアのガラス交換にかかる費用を安く抑えるには

ここでは、玄関ドアのガラス交換にかかる費用を抑える方法をご紹介します。

火災保険を利用する

火災保険には、ガラスの破損による損害を補償する特約が付いている場合があります。

もし、火災保険に加入していれば、ガラス交換にかかる費用が補償される可能性があります。

火災保険の補償範囲によって適用条件が異なりますが、自然災害や突発的な事故、泥棒等の被害に遭ったなどのケースでは保険金がおりるケースが大半です。

具体例を挙げるとすると、台風や竜巻などの強風で飛んできた物が衝突して玄関ドアのガラスが割れた、突風で玄関ドアが急に開いてしまい衝撃でガラスが砕けた、などの事例が該当します。

そのほか、小さい子が投げたオモチャがガラスにぶつかりヒビが入った、空き巣などの不審者がガラスを破壊したなども該当します。

火災保険を利用する際は、契約内容を確認してどの補償に当てはまるのかを確認しておくと、手続きがスムーズとなります。

分からない場合は保険会社に問い合わせると、調べてもらえるでしょう。

保険会社に保険を申請する際、保険証書に記載されている保険証番号のほかに、被害状況やガラスの破損原因をできるだけ詳しく伝える必要があります。

可能であれば、破片の片付けを行う前に玄関ドアのガラスが割れていることが分かる写真や、落下して飛び散った破片の写真、全体を写した写真を撮影しておきましょう。

申請時には保険会社が指定する、いくつかの書類が必要となります。

保険金の申請書や損害見積書、ガラスの破損状況と原因についての説明書、現場状況を写した写真、本人確認書類などを保険会社に送付したら審査が行われます。

審査が終わり、問題が無ければ保険金が口座に振り込まれます。

注意点として、火災保険には申請請求期限があり、3年を超過すると申請ができず保険金がおりなくなります。

また、玄関ドアのガラスが割れた原因が、故意によるものだったり経年劣化によるものだったりした場合は、保険の対象外となるため保険金は支払われません。

ガラスの修理交換にかかる金額が免責金額を超過していない場合にも、保険金額は支払われないため、免責金額も事前に確認しておくことをおすすめいたします。

賃貸住宅の場合はすぐに管理会社・オーナーに連絡する

賃貸物件で玄関ドアのガラスが割れた場合は、ガラスの破損原因によって修理費の負担が借主か貸主か変わります。

玄関ドアに使用されているガラスが錆割れや熱割れを起こした場合や、台風の際に飛んできた物がぶつかってガラスが割れてしまった場合などは、借主に支払い義務が発生する可能性は低く、基本的には貸主が修理費用を負担します。

ガラスが割れた原因が入居者の過失による場合や、故意によるものだった場合は入居者が修繕費用を負担します。

ただし、修理費が貸主負担の場合であっても、無理に自分で直そうとして被害範囲が広がった場合は借主に支払い義務が生じる場合もございます。

そのため、玄関ドアのガラスが割れてしまった、ヒビが入ってしまっているのを発見した場合は、無理に触らずに管理会社やオーナーにできるだけ早く連絡することをおすすめいたします。

相見積もりを取る

複数の業者に見積もりを取ることで、費用を比較することができます。

業者によって修理や交換の方法や費用が異なる場合もあるため、複数の業者に見積もりを取ることをおすすめします。

見積もりをとる際には、部品代や作業費、出張費のほか、割れたガラスの処分費用などが含まれているかを確認しておきましょう。

ただし、ただ安さだけを優先してガラス屋を選ぶのはおすすめできません。

アフターサポートの内容や対応の良し悪し、技術に問題が無さそうかなどのポイントも比較し、信頼できると思った業者を選定することをおすすめいたします。

玄関ドアのガラス交換についてのまとめ

今回は、玄関ドアのガラスが割れた際の対処方法や交換工事について、業者選びやおおよその料金、保険についてなどについてのご紹介でした。

玄関ドアのガラスが割れてしまったら、基本的にはガラス屋に修理交換を依頼するのがおすすめです。

玄関ドアのガラス交換にかかる費用の目安は、一般的な単層ガラスでは約18,000円から45,000円、複層ガラスや防犯ガラスといった機能性ガラスの交換費用は約40,000円から75,000円ほどとなります。

ただし、費用は使用するガラスの種類やサイズや厚さ、設置現場の状況、作業内容など様々な要因によって決まるため、詳細な金額を知るにはガラス屋が現場で調査を行う必要があります。

玄関扉のガラス修理交換でガラス屋を選ぶ際は、工事対応の早さや保証制度がついているかなどのポイントから、信頼できる業者が判断することをおすすめします。

ガラス屋は型板ガラスやくもりガラスといった単板ガラスであれば常にストックを確保しているため、最短で当日や翌日などのスピード工事に対応できる可能性が高いです。

合わせガラスや複層ガラスや強化ガラスなど機能性ガラスの場合、受注生産となるため納品されるまでに1週間から10日ほどかかる点に注意しましょう。

ガラスが割れただけでなく玄関ドアの枠が歪んだりサッシ部分が破損したりした場合は、ガラス交換ではなくカバー工法を利用して玄関のリフォームを行うのも一つの手です。

火災保険を利用すると、玄関ドアのガラス修理交換にかかる費用を抑えることができる可能性があるため、加入されている場合は保険会社に問い合わせることをおすすめいたします。

また、複数のガラス屋で見積もりを取って比較するのも大切です。

もし玄関ドアのガラスが割れてしまい、修理や交換工事が必要になりましたら、ガラス屋ミーアにおまかせください。

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