結露がひどい！窓の結露防止の方法について

窓に結露が発生する原因とは

窓に結露が起きる原因は、室内と室外の温度差や湿度が関係しています。

なぜ窓に、ビショビショに濡れる程の水滴（結露）が発生するのか、それは窓ガラスが室内の暖かい空気と室外の冷たい空気の両方に接している為、温度差が大きいからです。

温度が高い程、空気は多くの水分を含む事が出来ますが、温度が低くなると空気中に含む事が出来る水分量が少なくなります。この性質により、暖かい空気が冷やされて含み切れなくなった水分が結露となり窓を濡らしています。

ちなみに、窓以外にも結露は発生します。

例えば、家具の裏側や押し入れ・クローゼットの裏側等、空気が滞留しやすく温度差が生じやすい場所は結露に注意が必要です。

結露防止シートの貼り付け

結露防止シートは、窓に貼る事で断熱性能を高めて結露を防ぐシートです。

通販サイトはもちろん、ニトリやホームセンター等の店舗でも販売している結露対策グッズです。

透明なシートだけでなく、プライバシー対策も兼ねた柄が付いたシートも販売されています。

結露吸水テープの貼り付け

結露吸水テープは、窓ガラスの下部（サッシとガラスの境目あたり）に貼り、結露水を吸水して蒸発させ、窓枠や壁、床の汚れや傷みを防ぎます。

結露防止シート同様、通販サイトはもちろん、ホームセンター等の店舗でも販売している結露対策グッズです。

透明なものや模様が付いているもの、型板ガラス等の凸凹したガラスにも貼れるものや洗濯して繰り返し使えるもの等が販売されています。

結露防止スプレーの塗布

結露防止スプレーは、窓ガラスにスプレーを吹きかける事で目に見えない薄い膜を張ります。

この膜が窓に付く水滴を吸収して結露の発生を抑制します。

結露防止シートや吸水シート同様、通販サイトはもちろん、ホームセンター等の店舗でも販売している結露対策グッズです。

結露防止だけでなく、防菌や防カビ効果のあるものや同時に窓掃除が出来るもの等が販売されています。

ガラスの入れ替え

結露グッズよりも結露防止に効果的な対策方法の一つにペアガラスや真空ガラスなど、断熱性能の高い窓ガラスに入れ替える方法があります。

複層ガラス（ペアガラス）

複層ガラス（ペアガラス）は、スペーサーと呼ばれる金属部材でガラスとガラスの間に中間層を持たせ、その空間に乾燥空気やアルゴンガス等を入れたガラスです。

単板ガラスに比べて断熱効果が高く、結露抑制や省エネ効果が期待出来るガラスです。

真空ガラス「スペーシア」

真空ガラス「スペーシア」は、単板ガラスとほぼ同じ厚みでありながら、断熱性能は単板ガラスの約4倍ある高断熱窓ガラスです。

単板ガラスの厚みとほぼ同じ為、サッシ交換をせずとも今お使いのサッシにスペーシアを入れ替える事が出来ます。

スペーシアは、外気の影響を受けにくい為、室温10℃・室内湿度60%の場合で-29℃以下、室温20℃・室内湿度60%の場合で-23℃以下になるまで結露の発生を抑えます。